伊沢クリーニング商会

伊沢クリーニング商会

仕事

当店の全ての職人は、衛生法規、公衆衛生、洗たく物の処理、アイロン仕上げに関する専門知識と技能を有する国家資格のクリーニング師です。
私たちは、クリーニングの工程全てにおいて、有資格者としての誇りとこだわりを持って日々取り組んでいます。

受付
クリーニング工程の組み立て

受付は、クリーニング師が対応します。
お品物のシミや汚れや変色など、お客様の気になる点を伺いその点を考慮した上でクリーニングの処理工程を組み立てます。

ブラッシング、ドライクリーニング、水洗い、手洗い、漂白、部分お手入れ、染み抜き、脱水、機械乾燥、自然乾燥、吊り干し、平干し、機械プレス、手アイロンなど、お品物をクリーニング処理する工程は色々あります。

当店では、お品物の繊維素材、色、形状、付属品、汚れやシミの程度と範囲など、お預かりしたお品物の状態から仕上がりまで、最も適したクリーニング処理工程を組み立てます。

洗い

例えば、ウール(毛)のパンツやスカート。

お品物に付いている洗濯絵表示のほとんどが、水洗いは「×」でドライクリーニングを指定しています。ドライクリーニングは、水ではなく石油のようなサラサラした透明の「油(業界では、石油系溶剤と呼んでいます。)」の中に、ドライクリーニング用の液体洗剤(ドライソープ)を投入し、専用の横型ドラム洗濯機で洗濯する方法で、主に、油溶性の汚れ(体から出た皮脂や油分を含む食べこぼしなど)を落とします。しかし、実際、日々の活動でお履きになったウールのパンツやスカートに付着する汚れは、油溶性の汚れだけではありません。「汗」です。その汗は、水に溶ける汚れです。

そこで、当店では、汗が付着していると判断したお品物は、ドライクリーニング後、バケツに水を張った中にお品物を浸し、職人(クリーニング師)の手で押し洗いとブラッシングを行い、脱水し自然乾燥をします。ひと手間かかった処理工程になりますが、仕上がったお品物の履き心地は、軽くサラサラとした肌触りとなりとっても気持ちが良いです。

ウール製品=ドライクリーニングが常識ですが、当店では、お品物の状態を判断し、最適と考える「洗い」をしています。

仕上げ

例えば、綿のシャツやブラース。

綿素材は、水洗いをすると生地の綿の分子が不均一に乱れ、そのまま乾かすとシワクチャになってしまいます。綿素材のお品物をご家庭で洗って干した際にシワが残ってしまうのは、その為です。

アイロン仕上げは、お品物に与える熱量(温度と時間)、圧力(プレス力)、水分(湿り気)の3要素のコントロールが肝です。

そこで、当店では、水洗い後、適切な湿り気の状態で、カフスや襟、前身ごろ、ヨーク(肩の後ろ)部などのパリッと決まって欲しい箇所は、専用の機械による高圧力のプレスを行い、その後、アイロンによる手仕上げを実施しています。当店のアイロンは、業界では「焼きコテ」と呼ばれ、いわゆるクリーニング店に普及している、蒸気+電熱式のアイロンではなく、鉄の塊の電熱だけのアイロンで、その重さは、なんと約6㎏。ちなみにこのアイロンを使って、仕上げをしているクリーニング店は、都内に数店舗しかありません。アイロン仕上げの肝、圧力を少しでも高めることができる鉄の塊アイロンを歴代の職人から受け継ぎ、今でも現役で使用しています。

ノリがパリっと立ち、そしてしなやかな綿素材の着心地を感じて頂けるよう「仕上げ」をしています。

例えば、背広の上着。

特にラペルの仕上がりは、お召しになった時の全体の恰好の良さを決定付けます。ラペル全体がプレスされペチャンコになっている仕上がりは、パット見で残念な印象です。コージライン(襟とラペルの縫い目)の辺りからからボタンに掛けて立体的にプレスされた背広は、本来のディテールが再現され、とっても美しく見えます。

そこで、当店では、歴代の職人から教わった仕上げ手順を守ると同時に、最新鋭のアイロンシステムを導入し、さらに磨きを掛けた「仕上げ」をしています。

2017年に、超一流アパレルメーカーの仕上げ用に開発されたドイツの「Veit(ファイト)」社のアイロンシステムを導入しました。

シミ抜き

襟部や脇の黄変、赤ワインの飛び跳ね、食べこぼしに気が付かず長い間時間が経ってしまった染み、血液、ポールペン、泥はね汚れ、マニュキアなどなど、衣服に付くシミは色々な種類があります。一方、その染みが付いた衣服の生地も様々で、組み合わせると、膨大なケースがあります。

シミ抜きは、こうした状態(生地とシミ)をよく診断し物理的科学的根拠に基づいて進めていく必要があります。あるシミを落とすのに適した薬品は、綿には使えるが、ウールに使うと変色してしまうといった事が起こります。

そこで、当店では、歴代の職人から受け継いだシミ抜き技術に加え、代表の伊沢が、着物のシミ抜きを主としている三島染色補正店の3代目三島正義氏に師事。理論的なアプローチと実践経験を積み重ね最適と考える「シミ抜き」をしています。

配達や宅急便

対応しております。

配達は、お電話あるいはメールにて、配達の日時を調整し、当店のクリーニング師がお伺いいたします。お客様から直接、お品物の気になる点や要望などを伺いクリーニング処理を致します。
ただし、場所によってお伺いできない場合があります事をご了承願います。

宅急便は、クリーニング品を箱などに梱包し、お送りください。その際の輸送料金は、お客様でご負担願います。お品物の気になる点や要望などは、簡単なメモを同梱願います。到着次第、お電話あるいはメールにてクリーニング処理方法を確認頂いた上、処理を進めます。

お電話でのお問い合わせ:
03-3291-5531
月〜金 (8:00〜18:00)土(8:00〜17:00)
日曜日、祝日、月1回の土曜日(毎月変動)

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