<比較画像あり>プロが水洗いしたウール製品の風合いを実感ください
ウール製品は、水洗いをすることで、本来の風合いが取り戻せます
セーターなどのウール製品は、羊などの動物の毛を束ねた繊維から出来ています。
動物の毛は、人間の髪の毛と同じように、キューティクルがあります。
人間の髪の毛は、洗ったあと1日も経つとキューティクルが閉じ、髪のボリュームが無くなりますよね。
それと同じ原理で、ウール製品も長く着ると繊維のボリュームが小さくなり生地の厚みが若干薄くなってしまいます。
ウール製品のクリーニングは、洗濯絵表示を見るとほとんどがドライクリーニングとなっています。
水洗いができるウール製品はあまりないのではないでしょうか。
ドライクリーニングは揮発性の油の中で洗うので、閉じたキューティクルは元通りには戻せません。
髪の毛をもし灯油などの揮発性の油で洗ったらどうなるでしょう?
とてもふっくらとした洗い上がりにはならないと想像できます。
では、どうすればキューティクルがもとに戻り、ふっくらとした風合いが戻るのか?
髪の毛も水(お湯)で洗うと、髪についた皮脂などの余計な油が取り除かれキューティクルが元通りになります。
その結果ボリュームが戻ります。
ウール製品も同様に水洗いをすることで、ボリュームが出てふっくらとした風合いが戻ります。
こちらをご覧ください。
クリーニング前のウール製品です。これをドライ+水洗いで仕上げると、こんなにふっくらします。
「写真の撮り方なんじゃない?」
「加工してるんでしょ?」
そう思われたらぜひ一度ウール製品のメンテナンスにお持ちください。
お伝えできないのが残念ですが、肌触りや風合いなど、写真に写らない仕上がりにきっとご満足いただけるともいます。
当店では、ドライクリーニングの後、水洗い(手洗い)をすることで、ウール製品が本来持っている風合いを限りなく元通りの状態に近づけるように「洗い」をしています。